アーセナルを離れて復活なるか 母国で再起を図る“快速SB”の挑戦

アーセナルから1年間のレンタルでベティスへ向かうこととなったベジェリン photo/Getty Images

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1年間のレンタルでベティス行き決定

アーセナルで居場所を失っていた快速サイドバックは、はたして今後かつての輝きを取り戻すことができるのか。以前は将来のガナーズを引っ張る存在とみなされていたDFエクトル・ベジェリンだが、26歳の夏はキャリアの大きなターニングポイントを迎えている。現地時間31日、移籍市場が閉じるギリギリで同選手のレアル・ベティス行き(1年間のレンタル移籍)が成立したのだ。

2011年から10年間にわたって在籍したクラブを1度離れることとなったベジェリン。愛されていた選手とはいえ、ガナーズとしても仕方のない部分はあったのだろう。近年における彼のパフォーマンスは以前と比べ低下していただけに、この決断は至極当然とも言えるかもしれない。そんな失意の移籍となったベジェリンだが、決意新たにプレイするベティスで復活することはできるのだろうか。

希望は大いにある。今季ベティスで右SBのレギュラーを務めるのはマルティン・モントーヤだが、同クラブには彼に続く存在がいない。本来その控えを務める予定だったユスフ・サバリは、加入直後にいきなりの負傷というアクシデントに見舞われ戦線を離脱中。ベティスはバルセロナへと移籍したエメルソン・ロイヤルの抜けた穴を未だ完全に塞ぐことができておらず、そこに加入したのがベジェリンだったというわけだ。
モントーヤも悪い選手というわけではないが、その実績を考えれば今後ベジェリンに多くの出場機会が巡ってくる可能性は高い。しばらくは定位置争いということになるかもしれないが、再びかつての輝きを取り戻すチャンスは十分にあると言っていいだろう。近頃はなかなか本領発揮とはいかなかったものの、快速SBの復活には期待したいところだ。

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