20-21シーズンで最も活躍した日本人 鎌田大地は代表の新たなる得点源になれるか

攻撃の中心選手である鎌田大地 photo/Getty Images

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明確なエースがいない

今回の代表ウィークで予定されているオマーン戦と中国戦。日本代表としてはワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選であり、全勝で本大会に臨みたい。

アジア最終予選で活躍が期待されているのはフランクフルトのMF鎌田大地だ。ドイツの強豪クラブに在籍している鎌田は昨季リーグ戦で5ゴール12アシストを記録しており、20-21シーズンで最も活躍した日本人の一人だと言える。

所属クラブでは2シャドーの一角もしくはトップ下で起用されており、攻撃に違いを生み出す存在として重宝されている。代表戦ではラストパスの精度やオフザボールの動きが光っており、アタッキングサードでの活躍に期待したい。

そんな鎌田に期待したいのは古橋亨梧とのホットラインだ。[4-2-3-1]のトップ下に鎌田、1トップに古橋が起用され縦関係になることが予想できる。大迫勇也の起用も考えられるが、古橋はセルティックで結果を出しており、乗りに乗っている選手だ。古橋も鎌田同様に危険な位置でボールを受けることに長けており、最終予選でのゴールに期待がかかる。

10番を背負う南野拓実は代表ではエース格の選手だが、クラブでは出場機会に恵まれていないためコンディションには不安がある。そこで鎌田のような好調を維持している選手に期待が掛かる。ワールドカップ・カタール大会まであと約1年半だが、この短い時間の中で戦術の落とし込みやチーム内での連携を高める必要がある。本大会への出場は大前提だが、鎌田には新しい日本の得点源として期待したい。

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