日本代表の攻撃をけん引する2列目 今季の活躍に期待したい3人のサムライ

特に南野拓実への期待は大きい photo/Getty Images

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出場機会は成長するために重要なポイントだ

移籍市場が閉幕し、移籍した選手は新たなスタートを切った。日本代表で言えば久保建英、冨安健洋をはじめとする多くの日本人選手が新天地へ向かうことになった。クラブでの状況は人それぞれだが、活躍に期待したい。

そんな日本代表だが、9月からワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選が行われる。最終予選はどの大会も厳しく、今回も苦労することが予想される。そこで重要となるのは日本人選手の成長だ。

そのためにも出場機会が重要となる。前述した久保や冨安は所属クラブやレンタル先でシーズンを通してピッチに立っており、経験値を積んでいる。

そう考えると、日本の10番を背負う南野拓実の状況は良くない。所属クラブこそプレミアで優勝を争うリヴァプールだが、ここまでの3試合ではベンチを温めている。プレシーズンマッチでは好調だったようだが、シーズンが始まってみれば昨季と同じ状況となっている。

PSVアイントホーフェンに所属する堂安律も同じような状況だ。ブンデスへの移籍の可能性があったようだが、合意とはならず残留が決まっている。昨季はビーレフェルトで34試合に出場していただけに、一刻も早く監督からの信頼を得たい。

前述した2名と比べ、期待感が大きいのはベルギーへ渡った三笘薫だ。東京五輪では思うように出場機会を得られなかったが、メキシコ戦で見せたゴールは持っている才能の大きさが感じられた。また加入したロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズは6試合終了時点でベルギーリーグ首位に立っており、昇格組とは思えないチームとなっている。クラブの公式SNSでは練習参加している三笘の姿も確認でき、彼がピッチに立つのも時間の問題か。

日本代表の2列目は非常に人材が豊富で、攻撃陣の中心的な存在だ。彼ら以外にも伊東純也や鎌田大地、古橋亨梧もポジション争いに絡んでくる。本大会は22-23シーズンの真っ只中に行われるため、今季が非常に重要となる。そのため、クラブでの自身の立ち位置を確立できていない選手は奮起する必要がありそうだ。

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