昨季より得点量産の期待大? まさかの残留となった鈴木優磨の新たな相棒

鈴木の今季はどうなるか photo/Getty Images

林とのコンビには注目だ

昨季はシント・トロイデンで17ゴールを記録し、チーム得点王となった鈴木優磨。今夏はステップアップのために他クラブへの移籍を打診しシント・トロイデンも了承していたが、移籍市場最終日にも移籍は行なわれずに残留となった。

シント・トロイデンでの公式戦出場を拒否していた鈴木。欧州5大リーグへの移籍を希望していたが、今夏での実現には至らなかった。

もっとも熱望していたイタリアからはカリアリなどが関心を示していたものの、移籍とはいかず。またEFLチャンピオンシップ(2部)のノッティンガム・フォレストがオファーを出し、シント・トロイデンとのクラブ間では合意に至ったものの、本人が拒否したため破談になったと各メディアでも伝えられている。

1月の移籍市場がオープンすれば再び移籍が可能となるが、それまではシント・トロイデンのプレイヤーとなる。起用されることになれば、再びベルギーの地でアピールを続けることが重要になってくる。昨季はチームの得点王だった鈴木の残留はチームとしても大きな武器となるはずだ。

そんな中で新加入の林大地とのコンビネーションは注目したい。フィジカルに優れ、ポストプレイが得意な林。東京オリンピックでも見せたゴール前での粘り強さは、自身の得点だけでなくゴールの起点となる動きもできる。

強さに加えて得点感覚に優れた鈴木とのコンビは、昨季以上の相性の良さを見せるかもしれない。日本人プレイヤー同士でコミュニケーションも取りやすく海外初挑戦の林からしても心強いだろう。

まさかの残留となった鈴木だが、出場機会を与えられればベルギーでゴールを量産する必要がある。イロンベ・ムボヨも復帰し、原大智も加入したことでFWのスタメン争いは必至となるものの、次の移籍に向けた鈴木の挑戦が始まる。

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