5失点の悪夢を払拭する好ゲーム 川崎の右を封じ込めたSB明本考浩

豊富な運動量を武器とする明本(写真は湘南戦) photo/Getty Images

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家長や小林と対峙した明本

YBCルヴァンカップの準々決勝1stレグで浦和レッズと川崎フロンターレが対戦。関根貴大の得点で浦和が先制するも、家長昭博がPKを決めて1-1のドローで終えた。SBで先発した明本考浩は、豊富なスタミナで左サイドを完封した。

前半は左サイドハーフを務めた汰木康也が内側に入り、明本が高い位置を取って押し上げることで、右ウイングに入った家長が守備に奔走することとなる。そのことで相手の右サイドを下げさせて攻撃の形を作らせなかった。

前半に先制点を決められた川崎は、後半から小林悠を送り込む。小林を右ウイングに起用し、右SBの登里享平とともに攻勢を仕掛ける。しかし北海道コンサドーレ札幌戦で1得点を決めているエースにも明本は負けじと対応。最後まで仕事をさせなかった。

3月の対戦では前半に浦和の良い流れで展開していたものの、小林にゴールラッシュの口火を切られ5失点の完敗を喫した。それだけに失点を許さないという気迫の伝わるプレイを見せた明本。2ndレグは5日に予定されており、中3日と連戦が続く。それでも、明本には心配ないだろう。

なぜなら明本は浦和加入後、ここまで通算31試合に出場しているが、そのうちフル出場した試合は驚異の「26」。SBだけでなくFWやサイドハーフなど消耗の激しいポジションでの起用ながら、豊富なスタミナでチームの勝利に貢献しているからだ。

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