代表でもクラブでも スターリングの前に立ちはだかるイングランド代表MFとは

ジャック・グリーリッシュと同等のパフォーマンスを見せることが出来なければラヒーム・スターリングに未来はないか photo/Getty Images

彼と同等のパフォーマンスを披露しなければならない

イングランド代表とマンチェスター・シティでは別の顔を見せるラヒーム・スターリング。代表では左ウイングとして不動の地位を築いており、EURO2020では準優勝に貢献している。しかし、クラブではファーストチョイスのポジションはなく、現状では9番の控えだ。

これが以前までのスターリングの序列だったが、どうやら代表でも不動の存在ではないのかも知れない。先日行われたハンガリー戦では右ウイングとして先発を果たしたスターリング。元のポジションである左ウイングはジャック・グリーリッシュが務めており、独特のリズムから繰り出されるドリブルで相手DFを翻弄し、何度も好機を演出していた。これで代表とクラブの両方でグリーリッシュにポジションを追われることになった。

スターリングが評価を落とす要因として挙げられるのはやはり、不用意なボールロストか。ここで比較されているグリーリッシュはボールを失うことなく、好機を演出することができ、ボールを奪われるとすれば、ファウルを受けるシーンくらいだ。それに比べ、スターリングはファウルなしでボールを奪われるシーンが散見されており、評価を落とすのも仕方ないか。それでも代表に選ばれているのは、ここまでの豊富な経験とゴールに直結する力だろう。ハンガリー戦でも先制点をマークしている。

リーグ戦で20ゴールを挙げてきた時期と比較し、確実に評価の下がっているスターリング。グリーリッシュという明確なライバルにポジションを奪われかけており、一つ一つのプレイ精度を上げなければ、今後のキャリアは苦しいものとなってしまうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ