日本代表で見たい欧州で輝き続ける司令塔 豊富な2列目を活かせるパサーは必要だ

ベルギーで実績を積む森岡 photo/Getty Images

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ベルギーで活躍する森岡

今季も林大地や原大智など新たな日本人選手たちが、ベルギーを新天地として選んだ。シント・トロイデンの存在もあり、多くの日本人がベルギーへと足を踏み入れる中で、早くからこの地で活躍し、ステップアップや代表招集にも期待がかかる男がいる。シャルルロワの森岡亮太だ。

2010年にヴィッセル神戸へと加入した森岡。徐々にレギュラーを掴み取り、神戸でチームの中心となる。すると2015年にはポーランド1部のシロンスク・ヴロツワフへ移籍し、初の海外挑戦を果たす。

レギュラーとして活躍するとワースラント・ベフェレンで初のベルギー移籍を決断。同クラブ、アンデルレヒト、シャルルロアでもチームの中心として輝きを放っており、2017年から戦うジュピラー・プロリーグで高い評価を得ていることは間違いないだろう。

その非凡なセンスから生まれるパスとテクニックは、他の日本人選手には真似できない森岡だけの武器だろう。そんな彼を日本代表でも見てみたい。現在の日本代表は2列目に優秀な選手を多く揃えているものの、彼らを操れる司令塔は柴崎岳のみとなっている。よりゴールに近い位置で輝きを放てる森岡の存在は、チームでも大きな武器となるはずだ。

さらなる上位クラブへのステップアップも期待される森岡。現在は30歳となったパサーだが、2018年を最後に代表から遠ざかっている。豊富な攻撃陣を操る森岡の存在は、チームをさらなる高みへ持っていけるのではないだろうか。

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