マンUのボランチ問題を解決できる? 急成長に期待したい“18歳”とは

メイブリは今季ブレイクなるか photo/Getty Images

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アカデミー産の才能

今夏の移籍市場で大型補強を敢行したマンチェスター・ユナイテッドだが、そんななかでも問題となっているのがボランチのポジションだ。年齢からネマニャ・マティッチをフル稼働させることは難しく、フレッジも開幕から精彩を欠いている同ポジション。スコット・マクトミネイに期待したいところだが、彼もパフォーマンスには波のある選手で指揮官が全幅の信頼を置くまでの存在にはまだ至っていないと言えよう。

豪華な前線や最終ラインに比べて、少し小粒な印象を受けるマンUのボランチ。しかし、そういった状況下でこそ、若い選手が頭角を現すかもしれないという楽しみもある。そのなかで期待したいのは、下部組織から育ってきた中盤戦士の覚醒だ。

特に注目したいのはMFハンニバル・メイブリ(18)。英『Daily Mirror』によると、オーレ・グンナー・スールシャール監督は今後の試合で彼をボランチとして試すプランを持っているという。マティッチやフレッジよりも攻撃的なキャラクターを持った選手で、冷静に局面を判断して供給するパスの精度は各方面から高く評価されている。かつてはマンUの元アカデミー責任者であるニッキー・バット氏をして「その才能はポグバにも匹敵する」とも言わしめたほどの逸材で、ブレイクすれば大きな戦力となることは間違いない。
現時点で守備力こそ他の選手に劣るかもしれないが、中盤の底からパスワークを円滑に進める能力には定評のあるメイブリ。はたして、この若き中盤戦士は今後どれほど試合に絡み、ボランチ争いにおける地位を高めていくことができるか。もしかすると、マンUのボランチ問題を解決するのはこの18歳かもしれない。

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