ウェストハム好調の秘密 不在であった得点源となった男

ストライカーとしてチームを支えているマイケル・アントニオ photo/Getty Images

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既に4ゴールを記録している

開幕から2勝1分と素晴らしい成績を残しているウェストハム。得点数に関してもマンチェスター・シティと並ぶ10得点を記録しリーグトップの数字だ。今季は16-17シーズン以来となるELの出場権を獲得しており、序盤の好調ぶりからも期待が出来そうだ。

しかし、ウェストハムのここ数年はといえば、積極補強を見せるが結果が伴っていなかった印象だ。例えば、2019年にフランクフルトから獲得したセバスティアン・ハラーは約54億円となるクラブレコードを記録するも、1年目は7ゴール、2年目は3ゴールとストライカーとしての役目を果たすことができていない。結局そんなハラーもアヤックスに売却されてしまっている。

そんなウェストハムに転機が訪れることになる。前指揮官であったマヌエル・ペジェグリーニが成績不振で解任されると、次期監督となったデイビッド・モイーズが右サイドを主戦場としていたマイケル・アントニオを9番に置いた。

これが大当たりのコンバートとなる。FWに必要なスピードとプレミアの屈強な守備陣に当たり負けしないフィジカルを持つアントニオはいきなりリーグ10得点を記録する活躍を見せると、6位と躍進した昨季も同じく10ゴールを決め、ジェシー・リンガードと共にウェストハムをEL出場に導いた。今季もここまで3試合終了時点で4ゴールを決めており、プレミアでは単独得点王となっている。

このように不在であった9番として覚醒したアントニオ。前線での迫力は圧倒的でウェストハムに欠かせない存在となっている。また、今夏の補強ではクルト・ズマ、ニコラ・ヴラシッチ、アレックス・クラールと的確な補強を見せており、今季も昨季同様に侮れない存在となりそうだ。

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