超攻撃的SBの獲得は慎重に? マンCが狙うはSBでありながら12得点に関与するレフティ

テオ・エルナンデスのイングランド行きはあるのか photo/Getty Images

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気になる選手だ

アストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュが加入したマンチェスター・シティ。メインターゲットであったハリー・ケイン獲得こそ失敗したものの、まずまずな夏となった。しかし、左サイドバックのバンジャマン・メンディが出場停止となってしまい、サイドバックの駒を一つ失った形でシーズンを迎えることになった。

現状の左サイドバックを見てみると、本職がオレクサンドル・ジンチェンコのみとなっている。ウクライナ代表MFに関しては既にマンCのファーストチョイスとなっており、頼れる選手ではあるが、彼一人でリーグ戦、カップ戦、CLを戦うのは不可能だ。右サイドバックのジョアン・カンセロが左を務めることもあるが、カイル・ウォーカーの負担も考えると、もう一人信頼できる左サイドバックが欲しい。

そこで獲得候補に挙がっているのがイタリアの名門ACミランに所属するテオ・エルナンデスだ。英『Manchester Evening News』によれば層の薄い左サイドバックをマンCは補強したいと考えており、エルナンデスに興味を示しているようだ。

23歳と非常に若い選手でありながら、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード、ミランと各国の名門を渡り歩いているエルナンデス。ミランでは加入初年度からチームの信頼を得ており、2季連続で30試合以上に出場している。今季もさっそく2試合にフル出場しており、1アシストを記録している。

エルナンデスはその高い攻撃力が評価されている選手だ。サイドに張れば左足から高精度のクロスを供給し、インナーラップからボックス内に進入することもできる。昨季はリーグ戦で7ゴール5アシストを記録しており、12得点に関与している。相手を敵陣に押し込むことの多いマンCからすれば、彼の攻撃力は生きてくるか。

守備に難のある選手ではあるが、ジンチェンコの守備がある程度計算できるため、より攻撃的な左サイドバックのオプションとして重宝するだろう。報道によれば移籍金は約100億円越えともいわれており、攻撃的サイドバックとして加入したメンディの失敗を考えれば、躊躇してしまう額か。

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