経験豊富な“セカンドGK”がキーマン? ナポリ、早くも迎える大一番

ユヴェントス戦で今季初めてピッチに立つこととなりそうなオスピナ photo/Getty Images

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直近10試合中9試合が1点差ゲーム

1989-90シーズン以来、31年ぶりのスクデット獲得を目指すナポリだが、リーグ戦3試合目にして早くも勝負所を迎えようとしている。

マウリツィオ・サッリ時代に美しいポゼッションサッカーで多くのサッカーファンを魅了し、セリエAの王座まであと一歩のところまで迫ったナポリ。しかし、2019-20シーズンは7位、昨季は5位とチャンピオンズリーグ出場権を取りこぼしているほか、内部のゴタゴタが取り上げられることもあり、ここ2シーズンはやや苦戦を強いられてる印象だ。

そんなナポリはここ2シーズンの汚名を返上すべく、今夏にルチアーノ・スパレッティを新たに招聘。ヴェネツィアとの開幕戦ではFWビクター・オシムヘンが30分経たずして退場するアクシデントに見舞われたが、FWロレンツォ・インシーニェとMFエリフ・エルマスのゴールで2-0とし、この逆境をなんとか乗り越えた。第2節ジェノア戦も2-1の勝利を収めて開幕2連勝を飾り、スクデット獲得へ向けて幸先の良いスタートを切っている。
そして、第3節で相見えるのがユヴェントス。直近5シーズンのリーグ戦での対戦成績は、3勝1分6敗と大きく負け越してしまってはいるが、ユヴェントスは開幕2試合で勝ち星なし。相手の不調に加えて、ホームのスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで試合が行われるため、ナポリがユヴェントスを喰らうだけの条件は整っているのではないか。

この一戦でキーマンとなりそうなのがコロンビア代表GKダビド・オスピナだ。昨季まではイタリア代表GKアレックス・メレトと出場機会を分け合っていた同選手だが、今季はセカンドGKとなっており、ここまで出場機会がなかった。しかし、このブレイク期間中の代表活動でメレトが負傷。そのため、ユヴェントスとの大一番では、ゴールマウスを任されることとなりそうなのだ。

伊『Calcio Napoli24』によると、そんなオスピナはこの状況に関して、次のようなコメントを残している。

「ピッチに立つことに備えて常にトレーニングを行っているので、良いレベルを維持しているし、調子も良いよ。クラブや代表でのこういったチャンスから最高の結果を得るためには、常に100%を出していることを感じなければならない。自分が最高の状態でいることを手助けしてくれるのはこの方法だけだ」

ユヴェントスとは、リーグ戦での直近10試合中9試合が1点差ゲームということもあり、最後の砦である守護神にかかる期待は大きい。オスピナの1本のセーブが勝敗を左右する可能性が大いにあるからだ。今季初の公式戦となるが、オスピナは豊富な経験でこの状況を乗り越え、チームを勝利へ導くことができるのか。そして、ナポリはさらに勢いをつけることができるのか。

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