レアルにも得点した元日本代表DFはどこへ行く? J1を3度制した男の決断は

クラブW杯でレアルと対戦した塩谷 photo/Getty Images

塩谷は今夏アル・アインを退団

Jリーグではサンフレッチェ広島でJ1優勝を経験し、日本代表にも選ばれたことのあるプレイヤーが現在フリーとなっている。その男がアル・アインを退団した塩谷司だ。

塩谷は2011年に国士館大学から水戸ホーリーホックへ加入。中心選手としてチームで活躍を続けると、2012年夏にサンフレッチェ広島へ移籍を果たす。翌年からレギュラーに抜擢されると、浦和レッズへと移籍した森脇良太の穴を埋める活躍を見せ、J1連覇に貢献。2015年にもJ1優勝を果たすなど3度のJリーグ制覇を経験する。

そして2017年にアル・アインへと移籍。初の海外クラブはUAEでの挑戦となった。2018年では開催国枠で出場したFIFAクラブワールドカップで決勝へ進出。レアル・マドリードと対戦し、敗れるもののレアル相手にゴールを決めるなどチームの歴史に名を残す選手となっている。

守備での1対1での強さもさることながら、塩谷の武器はその正確無比なキックだ。広島ではそのキックで後方から何度もチャンスメイクをするなど、CBながら司令塔となれる存在だった。またFKの精度も高く、ペナルティエリア近くのFKは簡単に沈めてしまう精度も持ち合わせている。

塩谷はどのクラブへと移籍するだろうか。現在32歳の塩谷は、広島での3バックの印象が強いがアル・アインでは4バックのCBを務めていた。高いキック精度とパスセンスを誇る塩谷であれば、後方からパスをつなげてポゼッションを高めたいクラブには適した人材だろう。日本への復帰の噂はまだないが海外で継続してプレイするのか、それともJ復帰か。塩谷の選択はどうなるだろうか。

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