左サイドハーフで存在感増す森下龍矢 大学時代の経験を武器にレギュラーを掴む

名古屋でレギュラーを勝ち取れるか photo/Getty Images

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先制点のPK奪取となるパスを供給

名古屋グランパスは徳島ヴォルティスと対戦し、3-0で勝利した。この試合で先制点となるPK獲得をお膳立てしたのが森下龍矢だ。サガン鳥栖から加入した24歳は新境地を開拓している。

森下は左サイドハーフで先発出場。49分には最終ラインからのパスに反応したヤクブ・シュヴィルツォクが胸で落としたボールを受けると、森下は前田直輝にスルーパスを送る。そのボールに反応した前田がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。森下のパスから先制点を生み出した。

明治大学から鳥栖に加入した森下は、右SBを主戦場としていた。昨季はルーキーながらレギュラーを掴み、J1で33試合に出場する。1年で名古屋へと移籍した森下だったが、大型補強を行なったクラブでスタメンの座を奪えず。出場できない日々が続いていた。

そんな中で第25節のアビスパ福岡戦で初めて左サイドハーフに選ばれると、攻守にアップダウンを繰り返し、1-0の勝利に大きく貢献。北海道コンサドーレ札幌戦では右WBを務めたが、続く清水エスパルス戦と徳島戦で再び左サイドハーフで先発に名を連ね、徳島戦では先制点につながるラストパスを供給した。

大学時代から攻撃性でも高い評価を得ていた森下。また大学時代には左WBを経験しているため、1つ前めのポジションでも問題なくこなせている。ただプロの世界では初挑戦となっており、より攻撃的な結果が求められる左サイドハーフでは、より多くの成長が見られるはずだ。森下のさらなる進化に期待したい。

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