死路だったマンCの左サイドが蘇る 抜群のコンビネーションを見せた2人の魔法使い

レスター戦で活躍したジャック・グリーリッシュとベルナルド・シウバ photo/Getty Images

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何とか勝ち点3を獲得した

開幕戦のトッテナムのように相性の悪い相手との戦いが続いているマンチェスター・シティ。4節のレスター・シティもコミュニティ・シールドでは敗れ、昨季は5失点で大敗するなど、非常に難しい相手だった。

この試合もボールは支配するものの、GKカスパー・シュマイケルを中心とした堅守を破れず、逆にカウンターに怯える展開となった。それでも、ジョアン・カンセロのミドルシュートのこぼれ球に反応したベルナルド・シウバが押し込み、先制に成功。その後は何度か危ない場面を作られるも、守護神エデルソン・モラレスが得点を許さない。結局ポルトガル代表MFのゴールが決勝点となり、マンCは無事3連勝を飾った。

白星を挙げたプレミア王者だが、この日は左サイドからの崩しが頻繁に見られた。特に左インサイドハーフのシウバと左ウイングのジャック・グリーリッシュが素晴らしいコンビネーションから何度もボックスの深い位置まで進入しており、レスターの守備陣を困らせていた。

これは以前までなかった動きだ。ラヒーム・スターリングが左ウイングを務めていた時は攻略の糸口が見えなかったが、グリーリッシュが左に入ることで、失わず相手のブロックを崩すことに成功している。シウバとグリーリッシュの相性が良いのか、この日は2人合わせて7本の決定的なパスを演出しており、機能停止に陥りがちであった左サイドが面白いように生きた試合であった。

更にベンチにはフィル・フォーデンやケビン・デ・ブライネが控えており、彼らとの共演も楽しみだ。マンCはミッドウィークにCLグループステージ初戦であるライプツィヒ戦を控えており、どのような構成になるのか注目だ(データは『WhoScored.com』より)。

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