“浦和のダイナモ”が中盤をけん引 柴戸海は今季さらなる成長を見せる

大きな成長を遂げた柴戸 photo/Getty Images

ボランチに多くの選手を補強も

今季リカルド・ロドリゲス監督の下、改革を進めている浦和レッズ。多くの新加入選手がスタメンに名を連ね、新たなチームとして生まれ変わっている中で、既存選手の成長も見られている。その筆頭株が柴戸海だ。

柴戸は2018年に明治大学から浦和へ加入。シーズン途中から就任したオズワルド・オリヴェイラ監督に重宝され、順調に出場機会を伸ばしていく。昨シーズンも主軸として活躍すると、今季はさらなる成長を見せている。

守備能力に定評があり、ルーキー時代から守備的MFとして大きな期待を寄せられていた。そんな柴戸が攻撃面でも高パフォーマンスを見せている。ビルドアップ時には積極的に前を向き、簡単に相手のマークをはがしてチャンスにつなげる。

また昨季までのボール奪取能力やカバーリング力も向上し、豊富なスタミナでチームの勝利に貢献。J1第28節の横浜FC戦では両チーム合わせてトップの走行距離である「11.9km」を記録し、中盤のダイナモとして進化しているのだ。

今季は流通経済大学から伊藤敦樹が、湘南ベルマーレから金子大毅が加入し、夏には平野佑一も加わった。来季も流経大から安居海渡と、現在は右SBでプレイしている宮本優太が加わるなどボランチの競争は熾烈を極める。

既存の選手たちもレギュラーを獲得するために、さらなる成長が必要となってくるだろう。その中で柴戸は大きくパワーアップしており、チームにも欠かせない存在となっている。

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