活躍できる場所を見つけた? スペインへ渡ったスピードスターの挑戦

スペインに活躍の場を移したベジェリン photo/Getty Images

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まだ26歳と老け込むには早いか

以前まではアーセナルの絶対的な右サイドバックであったDFエクトル・ベジェリン。バルセロナのカンテラ出身の彼はそのスピードを武器に活躍を続けていたが、怪我の影響からその勢いはトーンダウン。アーセナルは新たなサイドバックとして冨安健洋を獲得しており、元スペイン代表DFはレアル・ベティスにローン移籍で加入している。

そんなベジェリンだが、早くもグラナダ戦で先発デビューを飾った。右サイドバックとしての出場となったベジェリンは安定した足元の技術で組み立てに参加。安パイな横パスだけでなく前線への楔など、組み立てられるサイドバックとしてチームに貢献している。

また、前線に上がる際にはオーバーラップだけでなく、インナーラップを織り交ぜるなど、プレイの幅を見せつけている。まだ、加入したばかりということもあり、前線ではあまりパスは回ってこなかったが、連携が深まればベジェリンの攻撃性能の高さが見せられるか。

更にこの試合では43本のパスを成功させているが、これはチームで3番目の数字である。組み立てに参加することの多いサイドバックでこの数字を出せる選手の存在は大きいか。また、前線では2本の決定的なパスを供給しており、パス精度の高さと攻撃面での貢献がデータに表れているようだ。

目立った活躍はなかったものの、無事ベティスでのデビューを2-1の勝利で終えることが出来たベジェリン。アーセナルではポジジョンを追われることになったが、スペインでは確固たる地位を築くことが出来るのか(データは『WhoScored.com』より)。

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