日本人は2トップで輝く? 森保ジャパンに期待したい[4-4-2]の試み

シント・トロイデンでは林大地と鈴木優磨が2トップで起用されている photo/Getty Images

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鈴木、林の2トップが定着すればそのまま代表で使うのもありだ

鈴木優磨、林大地、原大智とベルギーのクラブでありながらも、3名の日本人ストライカーを抱えるシント・トロイデン。

先日行われたベールスホット戦では鈴木と林の2トップで試合に臨んでおり、1-0で勝利している。決勝点となったスティーブ・デ・リッダーのゴールをお膳立てした林は自身のフィジカルを生かしたキープを武器にこの試合では活躍しており、その周りを万能FWである鈴木がカバーする良い組み合わせであった。鈴木に関しては移籍問題もあり、今季初先発だが、彼らの2トップは今後も継続して試して欲しい。

前線の組み合わせに関しては1トップ、2トップ、3トップと様々な組み合わせがあるが、日本人が活躍することが多いのは2トップか。プレミアのレスターで活躍していた岡崎慎司もジェイミー・バーディとの2トップでプレミアを制覇しており、前述したシント・トロイデンも2トップを採用している。更にヴィッセル神戸の大迫勇也も2トップの一角だ。

日本代表での活動となると、全員を集めて戦術を落とし込む時間はないが、このように各クラブでやっている2トップを代表で試してみるのはどうだろうか。

また、日本人にはセンターフォワードのような9番でもなく、トップ下のような10番タイプでもないそのちょうど真ん中を得意とする選手が多い。例を挙げるとすれば、セルティックの古橋亨梧やフランクフルトの鎌田大地がそうだ。彼らは屈強なDFを背負うことは出来ないが、ボックス内で絶妙なポジショニングを取り、ゴールに直結するプレイができる。

更に彼らを生かせるフィジカルに秀でた選手の存在も大きいか。ここのところコンディションを落としているものの、大迫勇也のポストプレイは素晴らしく、フランスへ渡ったオナイウ阿道もキープ力が上がっている。

フル代表、U-24と一貫して1トップを採用しているサムライブルー。直近のサウジアラビア戦、オーストラリア戦で今すぐに試して欲しいとは言わないが、前線に2枚を置いた[4-4-2]を一つの選択肢とするのは悪くないのではないだろうか。

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