FW1人でリーズを超えるシュート数も ビエルサ泣かせの緻密な攻撃とは

10本のシュートを放ったマネ photo/Getty Images

リーズはシュート数9本だったが

リヴァプールはプレミアリーグ第4節でリーズ・ユナイテッドと対戦し、3-0で勝利。この試合でスタメンに入ったサディオ・マネとディオゴ・ジョタのポジショニングが、リーズ攻略の糸口となった。

この試合も3トップで挑んだリヴァプール。中央にジョタ、右にモハメド・サラーを配置し、左にマネというこの数試合と同じ形でスタートした。

しかしマルセロ・ビエルサ監督の志向するマンマークでの守備戦術に対し、細かくポジションチェンジを行う。特にジョタが左サイドに流れたタイミングで、マネが中央に入り、互いのポジションを交換することで相手守備陣を撹乱させていた。

またジョタが左サイドに流れて低めの位置取りをすることでDFを引きつける。そのスペースをオーバーラップしたアンドリュー・ロバートソンが突くことで、攻勢を強めていった。

その攻撃が機能したことで、中央に移動したマネは10本ものシュートを放った。これはリーズがチームで記録したシュート数9本を1人で抜いたことになる。

ただイラン・メリエを中心とした守備陣の好守や、マネのシュートミスもあり、自身は1ゴールに終わってしまう。ここは昨季からの課題でもあり、改善されればトップスコアラーを獲得した頃の輝きも見せられるはずだ。

それでも緻密なポジションチェンジと連動された攻撃で、相手の守備陣を掻い潜ったリヴァプールのFW陣。結果は3-0で終わったが、それ以上の点差がついてもおかしくないような内容だったといえる。

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