久保、イ・ガンインら4人の若きレフティーに集まる視線 共通の課題は“得点力”

再びマジョルカでプレイすることになった久保 photo/Getty Images

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リーガで奮闘する4人の若武者

どれだけテクニックがある選手でも、やはり攻撃的なプレイヤーは得点やアシストを稼がなければ高い評価を得られない。

今季レアル・マドリードから再びマジョルカにレンタル移籍することになった日本代表MF久保建英もその課題に挑んでいる若手の1人だ。

そのテクニックはリーガでも十分通用するレベルにあり、1対1から仕掛ける力は見事と言うしかない。
しかし、得点力はまだ物足りない。それこそレアルのようなトップクラスのチームでポジションを得るには、得点力は欠かせない要素だ。

昨季はヘタフェ、ビジャレアルにレンタル移籍したものの、奪えた得点は僅か1点。結果だけ見れば昨季のレンタル移籍は失敗だ。

『90min』は今季のリーガで注目すべき若手10選に久保の名前を挙げているが、やはり課題は得点力との指摘だ。残留が第一目標となるマジョルカではシュートチャンスが限られるだろうが、その中で決定的な働きをしないことには一段上の評価は得られないだろう。

イ・ガンインもマジョルカへ photo/Getty Images

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リーガで注目集める若き天才レフティーたち

得点力の課題に挑んでいるのは久保だけではない。同じレフティーではビジャレアルFWサミュエル・チュクウェゼ、レアル・ベティスMFディエゴ・ライネスもリーガ期待の若手10選に入っているが、こちらのレフティー2人も得点力が物足りない。

チュクウェゼは2018-19シーズンにリーガで5点、2019-20シーズンは3点、昨季は4点と、思うように数字が上がってこない。ナイジェリアのロッベンなんて呼び名もあるが、得点力をアップさせないことにはロッベン級のプレイヤーにはなれない。

東京五輪で活躍したライネスの場合は未だにリーガで得点がなく、ひとまずはリーガ初得点を決めたい。

さらにバレンシアとの契約を解除し、久保のいるマジョルカへ加入することが決まった韓国人MFイ・ガンインも同じ課題を抱えている。こちらも期待の若手10選に入ってはいるものの、得点力はまだまだ物足りない。リーガで45試合に出場して2点だけというのは寂しすぎる。

マジョルカでは久保と同じ課題に挑むことになり、今回名前が挙がった4人の若きレフティーアタッカーはこの課題をクリアしなければトッププレイヤーになれないだろう。

4人は今季のリーガで得点という分かりやすい結果を残せるのか。求められているのは目に見える結果だ。

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