降格クラブから生まれた“得点王” 95本のシュートで26点奪ったFWへの期待

VVVフェンロで活躍したギアクマキス photo/Getty Images

今季からは古橋とチームメイトに

昨季のオランダ・エールディヴィジにて得点王のタイトルを獲得したのは、19位で2部へ降格したクラブのエースだった。

今季2部で戦っているVVVフェンロより、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスだ。

ギアクマキスは昨季26得点を記録し、エールディヴィジ得点王を獲得。降格したクラブから得点王が生まれるのは極めて稀だ。

当然19位に沈んだVVVフェンロではシュートチャンスが限られるため、ギアクマキスのシュート数は95本に留まった。

得点ランク2位だったFWドニエル・マレン(現ドルトムント)は113本のシュートを打って19得点、同じく19得点で2位だったFWステフェン・ベルハイス(現アヤックス)は120本シュートを打っていた。2人に比べてギアクマキスのシュート数は少ない。この決定力は称賛されるべきだろう(数字は『WhoScored.com』より)。

VVVフェンロが昨季リーグ戦で奪った43得点のうち、半分以上となる26点を1人で奪ったギアクマキス。現在はスコットランドの強豪セルティックに移籍しており、日本代表FW古橋亨梧とのコンビネーションにも期待がかかる。

ゴール前での動き出しやワンタッチで合わせる技術は実にストライカーらしく、シュートチャンスが増えればさらなる得点量産も期待できる。それこそスコットランド国内リーグでの得点王獲得だって可能だろう。

昨季覚醒したギリシャの点取り屋はスコットランドの地で再びエースとなれるのか。代表の方でも活躍を期待したいところで、今後に注目が集まる。

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