浦和の“攻撃”で武器となった岩波拓也 高精度キックで存在感を残すCB

岩波のロングキックが浦和の武器に photo/Getty Images

チームの2点目をアシスト

浦和レッズはセレッソ大阪と対戦し、2-0で勝利した。浦和の2点目をアシストしたのは最終ラインから精度の高いロングフィードでつなげた岩波拓也だ。

1点を先制した59分、岩波がボールを持つと相手の裏へ走り抜けた汰木康也へパスを供給。相手DFの間を縫うパスを見事なトラップで収めた汰木がゴールネットを揺らし、勝負を決める2点目を決めた。

若い頃からロングフィードやキックに定評のあった岩波だが、今季の後半戦で彼のフィードから良い形を作り出すシーンも少なくない。川崎フロンターレと対戦したルヴァンカップ準々決勝の2ndレグでも岩波のキックから先制点をアシストしており、この試合では前半にもキックからチャンスを作っている。

今夏には酒井宏樹やアレクサンダー・ショルツの加入もあり、守備に安定感が増した岩波。右サイドは酒井が守備で大きく輝いており、自らにも余裕が生まれている。また岩波自身にもアシストが付いていることは大きな成長を見せている。昨季以前も逆サイドへ対角線のパスは何本も見せていたが、決定的な場面で縦にボールを供給することができているのだ。相手のディフェンスラインを破る岩波のキックはチームの武器となっている。

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