とんとん拍子でブンデスデビューの伊藤洋輝 期待されるフル代表への道筋

早くもブンデスデビューとなった伊藤洋輝 photo/Getty Images

冨安との22歳コンビも見てみたい

先日行われたシュツットガルト対レヴァークーゼンの一戦は1-3でアウェイチームの勝利となった。シュツットガルトとしては相手が退場者を出してから主導権を握ったが、アタッキングサードで違いを生み出せず、最後まで追い付くことが出来なかった。

ホームチームとしては残念な試合となったが、今季クラブに加入したDF伊藤洋輝がピッチに立った。今夏の移籍市場でジュビロ磐田からシュツットガルトへ加入した伊藤。加入当初はU-21のチームからのスタートとなると言われていたが、プレシーズンマッチでの活躍からトップチーム入りしており、レヴァークーゼン戦がブンデス初先発となった。

[3-5-2]の3バック中央を任された伊藤だが、終始無難なプレイが目立ったか。ミスはなかったが彼の持ち味であるフィードも出せておらず、期待値を上回ることは出来なかった印象だ。交代間際のタックルは見事であったが、今後はより経験値を積んで自信を付ければまた変化があるかも知れない。

華々しくはないもののブンデス初戦を乗り切った伊藤。このまま継続してピッチに立つことが出来れば、フル代表の招集も考えられる。

現状では吉田麻也、冨安健洋の2人が不動となっており、その後ろを板倉滉、植田直通が追いかけている。板倉、植田に関しては能力のある選手ではあるが、フル代表でのパフォーマンスはいまひとつ。代表での競争力を高めるためにも伊藤の招集を選択肢の一つとして考えても良いだろう。

また、前述した冨安は所属クラブであるアーセナルで右サイドバックを任されており、伊藤の台頭で後方の組み合わせパターンが増えるのも代表としては面白くなる。

22歳の若さでブンデスデビューを飾った伊藤。ここまでは順調に来ているが、今後も継続して起用されるのか。

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