未来の名将が力を付けている ベルギー代表監督が絶賛したビッグクラブのOBとは

古巣であるアンデルレヒトで監督を務めるコンパニ photo/Getty Images

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いきなりビッグクラブの監督は難しい

現シャルルロワの森岡亮太が過去に在籍していたとして日本に馴染みのあるベルギーの名門アンデルレヒト。しかし、ここ数年はタイトルから遠ざかっており、悪い流れから抜け出せていない。そこで監督に就任したのがヴァンサン・コンパニだ。

選手時代にはアンデルレヒトで頭角を現し、マンチェスター・シティで長い時間活躍したコンパニ。選手キャリア最終年には監督兼選手としてアンデルレヒトへ復帰し、今では監督一本でアンデルレヒトを支えている。

コンパニが監督を志したのはマンCの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが影響しているようだ。英『Daily Mail』では「18歳の時点でペップと出会いたかった。彼と会うまではゲームの理解度に大きなギャップがあり、若い選手にはそういった知識の差を無いようにしてあげたい」と語っており、ペップに会ったことで監督の重要性を再認識したようだ。

そんなコンパニは[4-2-3-1]をベースとした戦いを基本としており、後方からの繋ぎ、ネガティブトランジションの素早い現代的なサッカーを志向している。今季のアンデルレヒトはここまで4勝1分2敗とまずまずな成績を残しており、期待できそうだ。

順調な監督業を歩んでいるコンパニを称賛する声は多い。英『Manchester Evening News』によれば現ベルギー代表監督を務めるロベルト・マルティネスは「コンパニはとても賢い人間だと私は確信している。監督として真の成功者になることは間違いない」と絶賛している。

フランク・ランパード、アンドレア・ピルロらが監督業で失敗している中、大きな成功とまでは行かないが、徐々に経験値を積み上げているコンパニ。将来はマンCかベルギー代表かと想像が膨らむが、今後の活躍に期待したい。

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