リヴァプールとも渡り合う“昇格組”の脅威 今季のプレミアを荒らす曲者集団

リヴァプール相手に善戦したブレントフォードの面々 photo/Getty Images

「彼らの実力は認めるほかない」

2018-19シーズンのウォルバーハンプトン(7位)や昨季のリーズ・ユナイテッド(9位)をはじめ、イングランド・プレミアリーグではしばしば実力のある昇格組が順位を荒らしてくる。どんな相手でも気が抜けない。プレミアはまさに群雄割拠のリーグと言えるだろう。

そのなかで、今季のプレミアを荒らしにかかっているのがブレントフォードだ。開幕からの6試合を見て、同クラブこそがウルブズやリーズに続く“恐怖の昇格組”になると予想している人は多いだろう。ここまで2勝3分1敗で9位というのは立派で、トーマス・フランク監督に鍛え上げられた曲者集団は着実2021-22シーズンのプレミアで台風の目となりつつある。

そして、そんな彼らは今季の優勝候補をも驚かせることに成功。現地時間25日に行われた第6節ではリヴァプール相手に互角の戦いを披露し、3-3のドローに持ち込んでいる。昇格組がレッズと怒涛の打ち合いを繰り広げたことに驚いた人も少なくはないだろう。FWイヴァン・トニーばかりが注目を集めるものの、中盤やWBの選手が積極的に攻撃参加をするスタイルは相手にとって大きな脅威。やはり、指揮官に鍛え上げられた再現性のある攻撃を見せるブレントフォードこそ、今季のプレミアにおけるダークホースと呼ぶべき存在か。

「予想はしていたけど、とても激しい試合になったね。2-1で試合を終わらせるチャンスはあったんだけど、なかなかそうならないのがフットボールというものだ。結果は残念だったけど、ブレントフォードの頑張りを称えるしかないね。彼らの実力は認めるほかないよ」(英『Daily Mirror』より)

そんなブレントフォードの実力に関しては、対戦したリヴァプールMFジョーダン・ヘンダーソンもこのように称賛している。ただの昇格組と侮ることなかれ。上位勢にとっては“ビーズ”の愛称で親しまれる伏兵こそ、2021-22シーズンのプレミアで最も警戒すべき相手かもしれない。

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