チェルシー戦の再現は無理? PSG戦では別人だったマンCのパフォーマンス

チェルシー戦と比べマンCには物足りなさがあったか photo/Getty Images

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日程の関係もあるか

パリ・サンジェルマンと対戦し、2-0で敗れたマンチェスター・シティ。欧州王者であるチェルシーを破った勢いそのままに勝利を掴むかと思われたが、そう簡単には行かないようだ。

難しい試合となったPSG戦だが、常にボールを支配しスムーズに攻撃を行えていた印象だ。アンカーであるロドリを経由しパスが回っており、サイドチェンジを多用して何度もPSGの守備陣を揺さぶっている。しかし、惜しいシーンはラヒーム・スターリングのヘディングがクロスバーに当たった場面のみ。それ以外ではジャンルイジ・ドンナルンマにはじき返されており、クロスも期待感のあるものはなかった。試合後には「ゴール以外すべてができた」と英『BT Sport』にペップは語っており、アタッキングサードでの創造性を欠いてしまった。ハリー・ケイン獲得失敗が響いているといわれているが、この試合ではその影響が出たか。

また、チェルシー戦で見せたハイプレスもこの試合ではおとなしかった印象だ。プレスのカギとなるガブリエウ・ジェズス、フィル・フォーデンがベンチスタートだったことが影響したのか、マルコ・ヴェッラッティやネイマールに簡単にプレスを外されており、自陣に侵入されている。特に後半は疲労の影響か2列目の戻りが遅く、守備陣に多くの負担が掛かっていた。前線からのハイプレスに関してはチェルシー戦とは別のチームを見ているかのようであり、やはり連戦ではあのインテンシティを再現できないのか。

週末のリヴァプール戦を前に多くの問題が見えたマンC。この敗戦に関してはグループステージの一つであり、そこまで大きなダメージとはならないが、プレミアでの敗戦は優勝を狙う上で致命傷となりかねない。

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