“4年前の悪夢”の再来を避けるために ナポリ、最高のスタートも油断なし

開幕6連勝を飾り、喜びを爆発させるナポリの選手たち photo/Getty Images

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開幕8連勝を成し遂げた2017-18

26日に行われたセリエA第6節で、カリアリとアウェイで対戦したナポリ。FWビクター・オシムヘンとFWロレンツォ・インシーニェのゴールでスコアを2-0とし、勝利を手にした。この結果、セリエAで唯一開幕6連勝を飾り、首位をキープしている。なお、ナポリが開幕6連勝を飾ったのは、2017-18シーズン以来2度目とのことだ。

本格的に覚醒しつつあるオシムヘンを中心とした攻撃陣はここまで16得点(リーグ2位)、怪我の影響で近年はやや不調気味だったカリドゥ・クリバリの復活もあって守備陣もわずか2失点(リーグ1位)と、攻守両面が好調。ルチアーノ・スパレッティを指揮官として新たに迎え入れたナポリは今季、1989-90シーズン以来のスクデット獲得へ向けて最高のスタートを切った。数的不利にもかかわらず開幕戦で勝利を収めたり、ユヴェントスを相手に逆転勝利を収めたり、勝負強さも見せていることから、悲願達成に大きな期待を寄せているファンも少なくないだろう。

ただ、シーズンはまだ始まったばかりで、ミラノの2クラブも無敗でナポリをしっかり追走している。さらに、開幕8連勝を成し遂げ、シーズン通してわずか3敗だった2017-18シーズンですら、頂点に届かなかった過去などもある。この“4年前の悪夢”の再来を避けるべく、開幕6連勝という状況に甘えずに一歩ずつ着実に目の前の試合をこなしていき、今後もしっかり勝ち点を積み上げていく必要がある。
実際、選手や監督らも『DAZN』のインタビューで次のような思いを明かしていた。

◯スパレッティ監督
「我々は今季すでに(親善試合のベネヴェント戦で)敗戦を喫している。ナポリのユニフォームを着るときは、常に公式戦のつもりだからね。まだまだ改善の余地はある。特にファイナルサードなんかでのプレイはそうだ。ボックスの端に到達してからなかなか突破しない傾向があるし、保持しているボールをしっかりシュートに繋げなければならない。もっと上手くやる必要性がある。まだギアを上げている最中のクラブもあるからね」

◯主将インシーニェ
「僕らは順調なスタートを切ったけど、道のりは非常に長い。足元をしっかり見て、地に足をつけて行かなければならない。監督は僕らが仕事をしている間、楽しんでプレイすることを望んでくれている。昨季はCLの出場圏内を逃してしまったし、キャプテンとしては『地に足をつけろ』としかいえないよ」

はたして、ナポリはこのまま連勝街道をどこまで突っ走ることができるのか。同クラブは次節(10月3日)、復調の兆しを見せるフィオレンティーナと対戦予定となっている。

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