スランプはまだまだ続く ペップがスターリングを根気よく使うその理由とは

期待されているラヒーム・スターリング photo/Getty Images

契約は2023年まで残っている

ここのところ何かと話題に挙がるマンチェスター・シティのラヒーム・スターリング。CLグループステージの2戦目となったパリ・サンジェルマン戦では9番としてピッチに立っており、終盤までプレイしている。

しかし、無得点に終わっており、周囲を納得させることのできるパフォーマンスは見せられなかった。

特に攻撃面では良いところはなかった。彼の武器はそのスピードだが、この試合ではその速さを生かしたドリブルはなく、動き出しでアッといわせるシーンも見られていない。9番としてボックス内に入るも、小柄ということもあり潰されることも多く、唯一の見せ場であったヘディングもクロスバーに嫌われている。守備でも献身的な姿勢は見られるが、ガブリエウ・ジェズスやベルナルド・シウバのようなボール奪取も少なく、いってしまえば中途半端な選手になってしまっている。

また、今季の無得点試合であるプレミア開幕戦のトッテナム戦、サウサンプトン戦、CLでのPSG戦では共通してスターリングが先発に名を連ねており、機能していないことが分かる。これに関してはスターリングだけが悪いとは一概にはいえないが、ノリッジ戦やアーセナル戦のような大量得点したゲームと比較すると、スターリングでボールの流れが止まっているようにも見えてしまう。

このようにスランプに陥っているスターリング。ゴールからも離れており、5得点で快勝したノリッジ戦以来ゴールがない。しかし、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはスターリングを根気よく起用しており、復活を望んでいると予想できる。実際にマンCではジョン・ストーンズが一度評価を落とした段階でパフォーマンスを向上させ、スタメンに返り咲いた例はある。スターリングは彼と比べて少し深刻だといえるが、ストーンズのように復活することは出来るのか。

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