ボックス内で強さを見せられないマンC プレミア王者を救うのはスーパーイーグルスの若き大砲?

オシムヘンのような若さと実力を兼ね備えているストライカーは少なくビッグクラブで争奪戦となるか photo/Getty Images

獲得となれば来夏か

今夏の移籍市場ではトッテナムのハリー・ケインをメインターゲットとしていたマンチェスター・シティ。しかし、スパーズ側と移籍金の額で相違があり、獲得失敗となった。終盤でストライカーを獲れないと分かったマンCはパニックバイすることなく、フェラン・トーレスとラヒーム・スターリングを9番に置いているが、現時点では物足りない。先日行われたチェルシー戦ではフィル・フォーデンの偽9番で試合に臨んでいる。トーレスに関してはまだ成長段階でありまだ期待できるが、先日行われたパリ・サンジェルマン戦のようにボックス内で強さを見せられない場合、やはりストライカーが必要なのかと思ってしまう。

英『Sport Witness』によればマンCを含むマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、レアル・マドリードといった強豪クラブがナポリのFWヴィクター・オシムヘンに興味を示していると報じている。移籍金については約155億円以上が必要になるとのこと。非常に高額ではあるが、彼の22歳という年齢を考えれば妥当な額か。

フランスのリールで頭角を現し、2020年にイタリアの強豪ナポリへ移籍したナイジェリア代表FW。昨季は10ゴールとまずまずな成績を残したが、今季は既に5試合で4ゴールと得点量産の兆しを見せている。

185cmと恵まれた体格の持ち主であるオシムヘン。高いフィジカルとスピードを生かしたストライカーであり、ゴールへの嗅覚で得点を決めるタイプだ。特に加速力のある抜け出しは素晴らしく、センターバックの背後を突く動きを得意としている。

マンCとしては動き出しや戦術に合うかなどストライカーに求めるものは多いが、彼のような純粋なストライカーはチームに無いオプションであり、PSG戦のようなボックス内で強さを必要とする際に起用したい選手だ。185cmという空中戦に必須となるサイズも持ち合わせており、獲得できれば大きな戦力となる。

若いストライカーはボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドが人気銘柄だが、このオシムヘンも一つの選択肢となるか。報道では既にマンCはケインへの興味を失っているともいわれており、今季の成績次第ではハーランド、オシムヘンのどちらかの獲得に動く可能性は十分にある。

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