中澤佑二の数字にも迫る吉田麻也の“得点力” 見逃せない攻撃センスの高さ

サンプドリアで奮闘する吉田 photo/Getty Images

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日本屈指のエアバトラーに

インテル戦に続き、ユヴェントス戦でもゴール。今季は開幕からサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也が好調だ。

本業の守備だけでなく、セットプレイから早くも2得点を記録しており、サンプドリアにとっては貴重な得点源だ。

この高さを活かした攻撃参加は吉田の武器でもあり、タイミングの合わせ方も上手い。センターバックながら、吉田の攻撃センスは目を見張るものがある。
日本代表も何度か吉田のゴールで救われており、ここまで通算11得点を記録している。出場試合数が100を超えているとはいえ、センターバックの選手が二桁得点を記録しているのは見事と言うしかない。これは浦和レッズや名古屋グランパスで活躍した元日本代表DF田中マルクス闘莉王(8得点)をも超える数字だ。

ボンバーヘッドこと元日本代表DF中澤佑二の17得点に届くかは微妙なところだが、吉田が日本を代表するエアバトラーなのは間違いない。

最近はアーセナルDF冨安健洋、シャルケDF板倉滉など、日本人選手の中にも空中戦を苦にしないプレイヤーが増えている。しかし、セットプレイから得点を奪うには高さだけではない攻撃的センスが必要だ。ここは2人より吉田の方がまだまだ上だろう。

吉田のような高さ自慢がチームにいる意味は大きい。欧州で活躍する日本人選手DFが増えた今、もっと得点部分でもアピールするDFが出てくることに期待したい。

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