“誰よりも早く詰めた”江坂の逆転弾 浦和の最前線で発揮するレスポンス力

浦和加入後も存在感を示す江坂 photo/Getty Images

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江坂が逆転ゴールを決めた

浦和レッズは明治安田生命J1リーグ戦の第30節で、FC東京と対戦して2-1で勝利した。逆転ゴールを決めたのは、浦和で1トップ起用が増えている江坂任だ。

1-1で迎えた65分、関根貴大のシュートがクロスバーに当たって内側へ跳ね返ると、素早く反応した江坂が詰めてゴールネットを揺らす。これが逆転ゴールとなって浦和に勝ち点3をもたらした。

関根のシュートがクロスバーに当たった瞬間、いち早く反応していたのは江坂とキャスパー・ユンカーだった。FC東京守備陣は一瞬足が止まり、反応が遅れる中でFWの2人が即座に打てる状態へと持っていき、最後は江坂がフィニッシュまで持ち込んでいる。

最近は最前線で輝きを放つ江坂。[4-2-3-1]の1トップを務めているが、ボランチの位置まで下がってパスを受け、スペースを作り出す動きを魅せるなど“偽9番”としての役目を果たしている。

縦横無尽に駆け回り、3列目やサイドの選手からボールを引き出し、パスを受ける動きに優れる彼はレスポンス能力にも長けている。ユンカー投入後は1.5列目となったものの、その能力がゴール前でも活きており、誰よりも早く詰めることができたのだ。彼の高い能力は最前線で偽9番としてだけでなく“ストライカー”としても大きな仕事を果たしている。

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