関根貴大が取り戻した自らの武器 進化する男は成長をやめない

関根の積極的なドリブルが見られるか photo/Getty Images

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今季はFWでもプレイした関根

浦和レッズとFC東京の一戦は2-1で浦和が勝利した。この試合で浦和の逆転弾を生み出した男が関根貴大の積極的な姿勢だった。

1-1で迎えた65分に江坂任が逆転ゴールを決めたシーンで、関根は相手のプレスが甘いと見るや中央から積極的にシュートを放つ。クロスバーに当たったボールはゴール前にこぼれ、江坂がゴールネットを揺らした。

今季は右サイドハーフのみならずFWや1.5列目なども経験し、プレイの幅を広げている関根。その反面、ルーキー時代のような積極的な仕掛けや、切れ味鋭いドリブルを見る機会は少なくなっていた。

そんな関根だが自身でプレイスタイルを幅を広げると、最近ではドリブルで相手を抜きにかかるなど、右サイドからも勝負を仕掛ける。若いころによく見られていた積極性を取り戻している。

今季は右サイドハーフで、ワイドに張るだけでなく“偽7番”として低い位置から司令塔のようなプレイを行なうなど、チームにとって大きな武器となっている関根。そこに本来のキレのあるドリブルと積極的な姿勢が加われば、選択肢を増やすこととなり守備側はさらに対応しづらくなることだろう。大きな進化を見せた関根だが、その成長はまだまだ続くようだ。

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