日本代表で見たかった“ハマのスプリント王” 東京五輪世代の攻撃陣の台頭は

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今季J1で15得点を決める前田

10月のFIFAワールドカップのアジア最終予選に挑む日本代表のメンバーが発表された。大きな変更はなく怪我人など離脱者による最低限の変更のみとなった。

その中で気になるのがFW登録選手が2名のみという点だ。大迫勇也とオナイウ阿道にも期待はできるが、彼らとはタイプの異なる点取り屋が必要ではないかと思われる。

彼らと異なり最前線からスピードで相手に脅威を与えられる選手が前田大然だろう。毎試合スプリント数でトップに名前を連ねる男は、スプリント数だけでなくJ1で15得点を決めるなど、得点能力も成長しており横浜F・マリノスでエースとして輝きを放っている。

左のウイングやサイドハーフを務める前田。日本代表であれば古橋亨梧が怪我で離脱しており、その穴埋めとして快速を飛ばして前線からプレッシングをかけられる前田の存在があれば大きかったかもしれない。縦に速いだけでなく、ボールを持ちながら加速できる選手は現在の日本代表には少なく、貴重な切り札の1人となるはずだ。

また東京オリンピックではフランス戦でゴールを決めるなど、短い出場時間でも結果を残した。屈強なオーストラリアの守備陣には彼のようなスプリントができる選手がいると心強かっただろう。

10月のメンバーに入ることはできなかったが、11月にもベトナムとオマーンとの対戦が控えている。FWの人材が少ない現代表で、前田などの国内で活躍を続けているFWも見てみたいものだ。

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