ストライカーもベンフィカ産に頼るべし ケインでもハーランドでもないマンCを救う点取り屋

バルセロナ戦で素晴らしい活躍を見せたヌニェス photo/Getty Images

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バルサ戦は期待できる出来であった

今夏の移籍市場ではストライカーの獲得に失敗したマンチェスター・シティ。それでも、9番にフェラン・トーレスやラヒーム・スターリング、フィル・フォーデンを置き、ここまでまずまずな成績を残している。しかし、先日のPSG戦のような守りを固められる試合ではボックス内で強さを見せるストライカーが欲しくなるのも事実だ。

そんなマンCのストライカー問題を解決する可能性を持つのはポルトガルの名門ベンフィカのFWダルウィン・ヌニェスだ。

22歳のウルグアイ出身のストライカーは2020年にベンフィカに加入。昨季は6ゴールに終わったが、今季は既に4ゴールを記録。更にCLでは2ゴールを挙げており、得点を量産している。

その2ゴールも先日行われたバルセロナ戦であり、先制点のシーンではスライドの長いドリブルでエリック・ガルシアを完全にかわし、ニアにシュートを突き刺している。その後も抜け出しや身長187cmを生かしたポストプレイで攻撃を活性化させており、3得点大勝の立役者としてバルセロナを倒している。また、この試合では3トップの左を担当しており、ユーティリティ性の高い選手であることも評価できる。

英『Manchester Evening News』でも2ゴールを挙げたヌニェスを高く評価しており、彼がマンCのストライカー問題を解決することのできる一人と報じている。

更にベンフィカというクラブはエデルソン・モラレスやルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、ベルナルド・シウバと直接ではない選手もいるが、マンCに多くのプレイヤーを輩出しており、どの選手も今のチームには欠かせない選手である。

契約解除金は約188億円と高額だが、空中戦で強さを見せられるサイズ、22歳の若さ、補強の前例があるベンフィカと考えれば、獲得する可能性は十分にあるだろう。また、若いストライカーで獲得の可能性が取りざたされるのはアーリング・ハーランドだが、彼にはレアル・マドリードを初めとするライバルクラブが多く、あまり噂の無いヌニェスを狙ってみるのも悪くない判断か。

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