最終ラインからオーバーラップする“超現代型CB” マンC戦でも攻撃の起点となったDF

攻撃でも起点となるマティプ photo/Getty Images

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リヴァプールのチャンスを作るマティプ

リヴァプールとマンチェスター・シティの一戦は2-2のドローで決着した。CBでスタメン出場したジョエル・マティプは、プレミア最強の選手たちにも臆することなく攻め上がりチャンスを作った。

リヴァプール加入後は怪我での離脱に苦しむも、出場すれば強靭なフィジカルで相手FW陣を抑えるマティプ。足元の技術も高くCBながらビルドアップ時には積極的なオーバーラップを見せて中盤の位置まで上がってラストパスを出すことも可能な現代型DFだ。

そんな彼は昨季のプレミア王者であるマンC相手にも自らのスタイルで対抗。マンCはリヴァプールの両CBに対して積極的なプレスはかけず、フィルジル・ファン・ダイクがボールを持った時にはロングボールを出させないようにスペースを与えない守備を施行する。

マティプに対してはあえて上がらせることでパスを断ち、そのスペースを狙う動きでカウンターを見せた。それでもマティプは、パス成功本数「71」で成功率が「88%」を記録。どちらもファン・ダイクに次ぐ成績となったが、相手が中盤を締める守備を行なう中で、ボランチや2列目まで駆け上がりFWにパスを出すなど、マンCの守備をかいくぐるパスを何本も供給した。

今季は開幕から怪我なくシーズンを戦っているマティプ。ファン・ダイクとのプレミア最強CBコンビは、いまだ無敗のチームで大きな存在感を放っている。今季こそフルシーズンで戦えるのかマティプにも注目したい。

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