トッププレイヤーの素質は既に持っている パレス指揮官ヴィエラが称賛する中盤の支配者とは

クリスタル・パレスで印象的な活躍をしているギャラガー photo/Getty Images

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今後に期待できる選手だ

ここまで好調とは行かないが、徐々に勝ち点を積み上げているクリスタル・パレス。夏の補強の成果も出ており、セルティックから獲得したオドソンヌ・エドゥアールはデビュー戦で2ゴールを挙げるなど、素晴らしい活躍を披露している。エドゥアールと同じく今夏の移籍市場で加入したMFコナー・ギャラガーも既にチームに欠かせない存在として中盤で躍動中だ。

長くチェルシーユースでプレイしてきたギャラガーは2019年のチャールトンアスレチックへのローン移籍をきっかけにその後、スウォンジー、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、クリスタル・パレスと段階的にカテゴリーを挙げ、経験値を積んでいる。

中盤を本職とし、ボランチやインサイドハーフに適正のある選手でありプレイスタイルは広大なフィールドを豊富なスタミナを武器にカバーするボックス・トゥ・ボックスである。パレスでは既に心臓のような働きを見せている。

指揮官であるヴィエラは英『Daily Mail』で「トッププレイヤーになるための素質は既に備えている」と称賛しており、若きイングランド代表MFを高く評価しているようだ。実際にパレスの試合でもオフザボールの動きからパスコースを生み出すなど攻撃面で強さを見せると、次は正確なタックルでボールを奪う守備面で良さを発揮し、攻守両面でチームに貢献している。

このようにヴィエラの元で躍動するギャラガーだが、保有元であるチェルシーでは出番を貰えるのか。現状ではエンゴロ・カンテ、ジョルジーニョ、マテオ・コバチッチ、ルベン・ロフタス・チーク、サウール・ニゲスが中盤の戦力であり、付け入る隙はなさそうだが、ニゲスがチームにフィットしていないことを考慮すれば十分にトップチームに入ることは出来そうだ。

21歳と若いギャラガー。パレスでは注目の一人であり、今季シーズン終了後にはどこまで成長しているのか。

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