ハーランドやダカに続くのは“ロッベン風”FWか ザルツブルクで育つ新たな才能

今季ザルツブルクでゴールを量産しているアデイェミ photo/Getty Images

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今季ザルツブルクで注目すべき19歳

ひと足先に欧州4大リーグのクラブへと旅立っていった先輩たちに続き、次にオーストリアの強豪で大ブレイクを果たすのはこの男か。ここ数年で、欧州トップレベルの舞台に次々と逸材アタッカーを輩出しているザルツブルク。ドルトムントへ向かったアーリング・ハーランドを筆頭として、同クラブから大きなステップを踏んでいった若手FWは多い。

そんなザルツブルクの次なるブレイク候補をご存知だろうか。その選手とは、19歳のドイツ代表FWカリム・アデイェミだ。2019-20シーズンの後半戦から次第に頭角を現してきた新星は、ついに今季ストライカーとしてもう一段階上のステージへと到達するかもしれない。

昨季はオーストリア・ブンデスリーガで29試合に出場して7ゴール9アシストを記録したアデイェミ。しかし、今季の同選手の勢いはそれを凌駕するものとなっており、ここまでのリーグ戦10試合で早くも8ゴール1アシストを記録している。チャンピオンズリーグでも予選を合わせた4試合で3ゴール1アシスト。このドイツ代表FWは、ほぼ1試合に1点のペースでゴールに絡んでいるのだ。
「モデルはアリエン・ロッベンだよ! 彼のドリブルやタフなフィニッシュはいつだって僕を興奮させた。いつかは彼のようにゴールを量産するドリブラーになりたいね」(独『Sport Bild』より)

これは今年3月の時点でアデイェミが残していたコメントだが、それから半年ほどしか経過していないうちに彼はまたロッベンに大きく近づいたと言っていいだろう。抜群のスピードを駆使した突破で相手DFをスルスルと躱していき、そのフィニッシュ精度も抜群の同選手。さすがに現段階でロッベンと同列に語ることはできないが、いずれその領域へと足を踏みれることができてもおかしくないプレイヤーだ。

はたして、ハーランドやパトソン・ダカに続いてザルツブルクの前線で育つ19歳にはどのような未来が待っているのか。これから彼がどこまで成長していくのか、今から楽しみでならない。

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