放出は考えられないデ・ブライネ以上の存在感 リヴァプール相手に獅子奮迅の活躍を見せたポルトガル代表MF

リヴァプール戦でのパフォーマンスは圧巻だったベルナルド・シウバ photo/Getty Images

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泣くことになっていたのはマンCの方だったか

白熱したリヴァプール対マンチェスター・シティの一戦は2-2のドロー決着となった。マンCとしては前半、内容で圧倒しており引き分けとなったが、勝てる試合を落としたか。それでも、ビハインドから2回追い付いており、自力の高さを感じることができた。

このように前半はゲームを支配したマンCだが、やはり中心人物はこの試合でもMFベルナルド・シウバであった。

[4-3-3]のインサイドハーフでピッチに立つと豊富なスタミナを生かした要所に顔を出す動き出しで違いを見せる。特にボールを持った際はリヴァプールの選手に囲まれても緩急を生かしたドリブルで何度も窮地を脱している。ハイプレスを剥がす際もシウバと周りの連携で何度も敵陣に侵入しており、欠かせない選手であった。

また、この試合でも守備で奮闘しており、後手に回っていたジョアン・カンセロのカバーもこなしている。シウバの守る左サイドから2失点を喫したが、ポルトガル代表MFが居なければピンチの数は増えていただろう。

今夏の移籍市場では移籍の噂があったシウバ。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラも放出を容認していたともいわれており、スペインやイタリアのクラブが彼に関心を寄せていた。結局は残留となったが、彼の残留が今夏最大の補強ともいえるだろう。シウバ本人の現状での移籍の意思は不明だが、マンCは全力で彼を引き留めたほうが良さそうだ。

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