ここでの取りこぼしは致命的なのか? 上位勢との対戦がまだ無いマンU

今後のスケジュールを踏まえても勝ち点を落としすぎたか photo/Getty Images

代表ウィーク明けからは上位との連戦となる

ここまで第7節が終了したプレミアリーグ。首位は単独でチェルシーとなっており、未だに無敗はリヴァプールのみ。上位4クラブは前述の2クラブに加え、3位にマンチェスター・シティ、4位にマンチェスター・ユナイテッドと優勝候補の4クラブが順当に並んでいる。

このまま熾烈なタイトルレースが繰り広げられると予想できるが、マンUは少し躓き気味か。成績だけを見れば4勝2分1敗で3位のマンCと同じだが、プレミア王者は既にチェルシー、リヴァプール、アーセナル、トッテナム、レスターと上位を狙えるクラブとの対戦を済ませている。逆に赤い悪魔はここまで上位勢との対戦はなく、勝ち点を落とすことになったサウサンプトン、アストン・ヴィラ、エヴァートンはいわば格下の相手だ。優勝を狙うにはここで差を付けたかったが、思うように勝ち点を積み上げられていない。

また、代表ウィークが明けた16日に予定されているレスター戦からはCLでの対アタランタ、プレミアでリヴァプール、スパーズ、CLで再びアタランタ、リーグ戦でマンCとのダービーとなっており、非常に厳しいスケジュールとなっている。ここで勝ち点を落とすことになれば一気に上位グループに差を付けられてしまう。

プレミアでのタイトルを狙うためにもここから調子を上げていきたいマンUだが、やはり気になるのは攻撃陣か。ここまで14得点と悪くない数字を残しているが、リーズ戦での5得点、ニューカッスル戦での4得点と固め取りが多く、先日のエヴァートン戦のように欲しい時に取れないのが現状だ。

特にアタッキングサードでの精度が上位3クラブと比べ劣っており、エヴァートン戦でもポール・ポグバが入ったことで改善されたが、最終的には追加点を挙げられていない。点取り屋であるクリスティアーノ・ロナウドが加入するも、ボックス外での攻撃での貢献度は低くブルーノ・フェルナンデスに頼りきりであった以前とあまり変わりがない。

このように早くもピンチを迎えているマンU。代表ウィークで多くの選手が抜けることになるが、オーレ・グンナー・スールシャール監督はこの時間で対応策を考えるべきか。

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