A・アーノルドの離脱で懸念される右SB問題 冬の補強に影響もあるか

フォーデンに裏を狙われたミルナー photo/Getty Images

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ミルナーが第一候補も

今季プレミアリーグで唯一無敗をキープしているリヴァプール。優勝を争うマンチェスター・シティ戦では2度のリードを追いつかれるも、2-2のドローで決着した。

この試合でマンCが狙い続けたところが、リヴァプールの右SBのスペースだ。トレント・アレクサンダー・アーノルドが怪我で欠場し、ジェイムズ・ミルナーがスタメン出場。本職ではないミルナーに対してフィル・フォーデンが積極的に裏へ飛び出して攻撃の起点となる。

前半は特にフォーデンの飛び出しと、エデルソン・モラエスを含めた後方からのロングキックでピンチを作ったリヴァプール。アレクサンダー・アーノルドが絶対的な存在となっている右SBだが、彼が欠場した時の選択肢が少なくなってしまう。

昨季はネコ・ウィリアムズらの起用もあったが、今季はポルト戦、マンC戦とミルナーが務めている。攻撃面を考えれば、彼の存在は大きいものの本職ではない分、マンCのような強豪クラブと当たると、狙われる箇所となるだろう。現にミルナーはイエローカードをもらうだけでなく退場となりそうなシーンも見受けられた。

守備を固めることになれば、ジョー・ゴメスもあるだろう。しかし彼も本職はCBであり、攻撃でのメリットは少ない。SB起用は守備固めでの途中出場が妥当だろう。

ジョルジニオ・ワイナルドゥムがオフに退団し、中盤の補強が急がれたリヴァプール。しかし若手の台頭によって中盤は強化されてきている。むしろ1月の補強で必須となるのは、コスタス・ツィミカスの“右SB版”となる選手の獲得だろうか。

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