日本代表の得点力不足を救うのは誰だ 期待される3人の“サムライストライカー”

オナイウには大きな期待がかかる photo/Getty Images

どうしても得点が必要になる

ワールドカップ・カタール大会への出場を考えれば非常に重要となる今回のサウジアラビア、オーストラリアの2連戦。日本代表は久保建英を欠くことになったが、絶好調男・古橋亨梧を追加招集し、7日のサウジ戦に臨む。

前回同様に[4-2-3-1]を基本フォーメーションとすることが予想されるが、最も注目なのはやはり9番の位置で起用される選手だ。

いつもは大迫勇也だが、ブレーメンからヴィッセル神戸へ復帰以降そこまで調子は上がっておらず、6試合で1ゴールとまだまだ物足りないか。得点面以外のサポートの部分ではやはりベテランの上手さが感じられるが、得点力不足に陥っている日本代表としては求めている人材ではないか。

2人目はオナイウ阿道だ。横浜F・マリノスで12ゴールを決め、フランスへ飛び立ったサムライは異国の地で既に5ゴールの活躍。所属クラブであるトゥールーズもリーグ・ドゥの首位を走っている。フランスの最上位カテゴリーではないが、フィジカルを重視するリーグで結果を残しており、大一番での大抜擢も十分に考えられる。

最後は追加招集となった古橋だ。前回の代表戦で負傷した影響から今回は久保同様に不参加になるかと思われたが、ELでのレヴァークーゼン戦で復帰すると、3日のアバディーン戦で復帰後初ゴールを決め、セルティック移籍後8ゴール目を記録。また、移籍前の神戸でも15ゴールを奪っており、今シーズンは継続して得点を量産している。更に不安要素であるコンディションだが、怪我前となんら変わりのない体のキレを見せており、心配ないか。

このように3人で争うことになるストライカーのポジション。ここまでの傾向から予測すれば大迫一択だが、得点力不足に悩むサムライブルーのことを考えれば、オナイウ、古橋の起用も考えられ、サウジ戦の森保一監督の選択に注目が集まる。

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