ヴィッセル神戸の終盤戦のキーマンは? 勢いをもたらす75分からの“ジョーカー”

ボージャンは5点目を決める photo/Getty Images

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移籍後初得点のボージャン

今季のヴィッセル神戸は、エースの古橋亨梧をセルティックへと放出してしまうものの、夏に大迫勇也と武藤嘉紀という2名の海外経験豊富な日本人選手を獲得。それぞれ得点やアシストで貢献して存在感を残していた。

そしてもう1人夏にやってきたFWがチームにさらなる勢いをもたらすかもしれない。それがボージャン・クルキッチだ。

第24節のサンフレッチェ広島戦でデビューを果たしたボージャン。清水エスパルス戦、川崎フロンターレ戦とそれぞれ75分以降に出場して機会を増やすと、迎えた浦和レッズとの上位対決でチームの5点目を決める移籍後初得点を記録する。

途中出場を果たしたボージャンは、積極的なプレッシングから高い位置でボールを奪取。マークが付ききれない浦和に対して狙いすましたシュートをポスト左隅に決めて初ゴールを決めてみせた。

AFCチャンピオンズリーグ出場権を狙う神戸において彼の活躍が大きなカギを握るかもしれない。大迫や武藤も高いレベルでのプレイを見せているが、今後は守備陣の対応も強化されることで得点が奪えない試合も増えてくるだろう。

そういう状況下でボージャンが切り札となって相手DFをかく乱することができれば、さらに神戸のFW陣に厚みが増す。またボージャンが調子を上げてスタメン起用することができれば、大迫や武藤を途中から出すことができるので、彼らが途中から流れを作り出すことも可能だろう。

アンドレス・イニエスタやセルジ・サンペールといったスペイン人選手がいるのも公私ともに非常に大きい存在となるはずだ。ACL出場に向けて神戸のキーとなる選手は、ボージャンかもしれない。

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