レマルの巧みな動き出しからの先制点 バルサの拙い守備を見逃さなかった一撃

バルサを破る先制点を決めたレマル photo/Getty Images

アトレティコがバルサに圧勝

ラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリードはバルセロナと対戦して2-0と勝利した。先制点を奪ったトマ・レマルは、巧みな動き出しからバルサ守備陣を手玉に取った。

試合は22分に動いた。中央でボールを受けたルイス・スアレスから相手の背後に走り出していたレマルへパスが通る。抜け出したレマルはフリーとなりそのままゴールネットを揺らしている。

スアレスへとパスが送られる瞬間にレマルは、相手DFの間のスペースを走り抜けていった。そのランニングによってバルサのマークを完全に外すと、スアレスがボールを受けた時には完全にフリーな状態を作ることに成功。後はゴールを決めるだけの状況を作り出した。

ドリブルとスピードを武器とするレマルだが、相手の裏のスペースを突く能力も高い。彼をここまでフリーにさせてしまったら失点もやむなしだろう。

また本来マークに付いていたニコ・ゴンザレスも完全に背後を取られると、最後はスピードダウンして追うこともやめてしまった。最後までレマルを追い続けることができれば、失点のリスクを減らせた可能性もある。こういったところからバルサは守備意識の改善をする必要があるだろう。

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