存在感の無かったリヴァプール南野拓実 彼が輝くのはサイドではなく中央での起用?

日本の10番は存在感なくベンチに下がることになった photo/Getty Images

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所属クラブでの出場機会の無さも影響しているか

柴崎岳のバックパスが相手に繋がりその流れから失点を喫してしまった日本代表。ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選サウジアラビアと対戦したサムライブルーだが、結果は0-1での惜敗となっており、グループステージ2敗目となった。

第3節の時点で2敗と苦しい日本代表だが、特に攻撃陣は機能しておらず、苦しい90分となった。チャンスらしいチャンスも少なく、カウンターから2度ほどサウジアラビアゴールに迫ったが、選手交代もむなしく得点は奪えていない。

この敗戦を次節オーストラリア戦に繋げたいが、気になるのは10番南野拓実の起用法か。9月の代表戦では出場がなく、このサウジアラビア戦が最終予選初先発となった南野。この試合では[4-2-3-1]の左サイドハーフとして起用されていたが、終始ゲームに入れておらず、後半途中でベンチに下がっている。所属クラブであるリヴァプールでの出場機会の無さも影響したといえるが、満足にボールを触ることが出来ていなかった。データサイト『Sofa Score』によれば59分にベンチに下がった南野のタッチ数は20回と少なく、トップ下の鎌田大地は出場時間こそ73分と少し違うが、タッチ数は43回とほぼ倍の数字を記録している。

であれば、中央で使う選択肢を考えるべきか。実際に後半オナイウ阿道が投入され、大迫勇也と縦関係になっていた。しかし、大迫は疲労からあまり動けておらず、ボールを引き出す動きを出来ていなかった。南野であればフリーで受けられるスペースを見つけ出し、攻撃を活性化させることができる。リヴァプールでは見られることは少ないが、ザルツブルク時代にはそういったプレイで得点を生み出している。

エースナンバーである10番を背負うも存在感がなかったサウジアラビア戦での南野。次節オーストラリア戦はカタール大会出場に向けて重要な試合であり、南野の活躍に期待したい。

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