かつて“C・ロナウドのライバル”だった男は今 38歳でも母国で主力として活躍

インテルなどでプレイしたクアレスマ photo/Getty Images

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ポルトやインテルに所属したクアレスマ

UEFA EURO2020で5ゴールを決め、得点王を獲得したクリスティアーノ・ロナウド。代表通算得点数でも1位になるなど、ポルトガルだけでなく全世界でもトップに立ち、皆がそれを認めるほどの輝かしい功績を残すプレイヤーだ。

そんなC・ロナウドとかつてライバルと言われていた男は40歳となった現在も、現役でのプレイを続けている。C・ロナウドとポルトガル代表でともにプレイし、彼と同じウインガーだったっことでポジションを争うライバルとしても挙げられていたリカルド・クアレスマだ。

スポルティングで脚光を浴びたクアレスマは、バルセロナへ移籍するも活躍することはできず。デコとトレードする形でポルトへ移籍すると、主力として輝きを見せ、ジョゼ・モウリーニョが獲得を熱望。2008-09シーズンにインテルへと入団する。しかしインテルでもポルト時代の輝きは見せられず、チェルシーやベシクタシュなどを所属クラブを転々としてしまう。
ベシクタシュで主力を勝ち取り、再びビッグクラブへの挑戦もあるかと思われた2013年、クアレスマはアル・アハリへ移籍を決める。しかし10試合出場してわずか4カ月で退団してしまった。

トルコでも順調なキャリアを積んでいた中でのアル・アハリ移籍は、彼の上向いていたキャリアの時間を止めてしまったことだろう。このことについてクアレスマは、ポルトガル紙『Record』にて「僕の人生における最大の失敗の一つだ。(移籍したことで)たくさんの人に『終わった』と言われた。ヨーロッパに戻ってきてお金が全てじゃないことに気づいた」と後悔を語っている。

現在クアレスマはプリメイラリーガのヴィトーリア・ギマランイスに所属する。今季もポルトガルのトップリーグで8試合1得点を記録。3トップの右ウイングを務めており、上位を狙うクラブにおいて主力として主力として輝きを放っているのだ。

ビッグクラブで活躍できず後悔する移籍を経験するなど、C・ロナウドのようなキャリアを歩むことはできなかった。それでも過去にC・ロナウドと肩を並べてポジションを競い合った男の実力は確かなものだ。それは38歳となった今でも現役として活躍していることが大きな証明だろう。C・ロナウドのライバルだった男は、今も母国で自らの存在を示している。

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