怪我を乗り越えて絶対的存在となれるか インテルで覚醒待たれる“小柄な司令塔”

これまでは怪我に泣かされてきたセンシだが、ここから評価を上げていくことができるか photo/Getty Images

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早ければラツィオ戦で復帰とも

これまでは度重なる怪我に悩まされてきたインテルの小柄な司令塔だが、はたして彼はここからその評価を上昇させていくことができるのか。同期入団のMFニコロ・バレッラがチームの中心となった一方で、加入3シーズン目となった今季までなかなか殻を破ることができていない選手がいる。

その選手とはMFステファノ・センシ(26)だ。2019年夏の移籍市場にて、バレッラと時を同じくしてサッスオーロからインテルへと加入した同選手。移籍当初はバレッラにも劣らぬ評価を得ていたと言っていいが、それから2年間で二人の間には大きな差が生じることとなってしまった。備えている素質は確かなのだが、センシは怪我の影響で定位置奪取に苦労。まったく試合に絡めなかったわけでこそないが、アントニオ・コンテ政権下では実力を存分に発揮することができなかった。

しかし、ここからセンシの逆襲劇は始まるのか。今季も開幕直後に膝の負傷で離脱した彼だが、現地時間16日に行われるセリエA第8節のラツィオ戦で復帰する可能性があると伊『Gazzetta dello Sport』が伝えている。遅くとも今月中には復帰する見通しとのことで、ここからの追い上げには期待がかかる。
今季は途中出場した開幕節のジェノア戦でも印象的なパフォーマンスを見せているだけに、「試合にさえ出れば……」という期待感はあるセンシ。はたして、インテルの中盤に戻ってくる“小柄な司令塔”はついにその才能をピッチ上で遺憾なく発揮することとなるのだろうか。味方をサポートする動きやポジションチェンジのタイミングが良い選手だけに、彼が復帰すればインテルの攻撃はよりスムーズとなるはずだ。

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