ここから彼らの逆襲が始まる? ダークホースとなりえる今季のヴィエラ・パレス

対戦相手を考えればここまでは上出来か photo/Getty Images

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スパーズ戦では見事な勝利を収めた

経験豊富なロイ・ホジソンが退任し、新監督にパトリック・ヴィエラを招聘したクリスタル・パレス。ヴィエラに関して監督経験はあるものの、一つ前の仕事ではリーグ・アンのニースを成績不振で解任されている。更にパレスは昨季で契約満了になった選手が多く、アンドロス・タウンゼントやガリー・ケイヒルといったクラブを支えていたベテランがチームを去っている。この2つから今季のパレスを心配する声が多かったが、ここまではまずまずの成績を残している。

具体的な結果でいえば、7試合で1勝4分2敗。上出来だといえる成績ではないが、開幕から対戦相手が強豪だらけなのだ。1節にはチェルシー、2節にはブレントフォードと対戦しており、それ以降はウェストハム、リヴァプール、トッテナム、ブライトン、レスターと曲者が並んでいる。はっきりとした格下はビーズだけであり、この7試合で2敗は健闘しているといえる。

また、唯一の勝利となったスパーズ戦では3-0と白星を挙げており、完勝している。この試合ではハイプレスが非常に効果的であり、ヴィエラの目指す戦い方が見えたゲームであった。

更に今夏の移籍市場で獲得した若手たちが躍動している。レンタルではあるが、コナー・ギャラガーを筆頭に、センターバックではヨアキム・アンデルセンとマーク・グエーイが、中盤ではマイケル・オリーズが早々にゴールを決め、オドソンヌ・エドゥアールも存在感を示している。これに負けじとウィルフレッド・ザハのようなベテランも活躍しており、チーム内で良い流れが生まれているといえる。また、負傷離脱しているエベレチ・エゼも年明けには復帰するとの話もあり、期待できる。

結果だけを見れば苦戦中のパレスだが、今後は中堅クラブとの対戦が多くなっていく。そこで勝ち点を取りこぼすことなく戦うことが出来れば、彼らもブライトンやブレントフォードのように上位を脅かすダークホースの仲間入りとなるだろう。

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