司令塔チャルハノールを忘れさせる活躍 ミラン“新10番”が見せるクオリティ

ミランで成長するディアス photo/Getty Images

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スペイン代表入りの期待も

今夏ミランにとって心配事の1つが司令塔ハカン・チャルハノールの退団だった。

しかもチャルハノールはライバルのインテルへ禁断の移籍を果たすことになり、ミランにとってはライバルを直接強化する格好となってしまった。チームの攻撃力ダウンを心配したサポーターは多かったはずだ。

しかし、その心配はもう消えつつある。チャルハノールに代わって今季より10番を背負うMFブラヒム・ディアスが期待に応えているからだ。
昨季もレアル・マドリードからのレンタルでミランに加わっていた22歳のディアスは、今季早くもリーグ戦で3得点を記録。昨季は27試合に出場して4得点だったため、その数字に早くも近づいている。

チャルハノールほど高精度のキックを持っているわけではないが、ディアスはより直線的だ。左右両足を巧みに使った仕掛けは攻撃にアクセントを加えており、171cmの小柄なチャンスメイカーはミランに馴染んでいる。

そう遠くないうちにスペインA代表の方からも声がかかるはずで、ディアスにとってもミランへのレンタル延長は正解だったはずだ。

昨季はライバルのインテルが久々にスクデットを獲得することになり、ミランとしては悔しいだろう。ここまでは2位と好位置につけており、新10番ディアスとともに今季こそ頂点を目指す。

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