ニューカッスルが選手再生工場に? 冬の移籍市場で求める人材の共通点とは

マルシャルのようにクラブで立場の悪い選手に目を向ける可能性がある photo/Getty Images

どのようなチームになるのか非常に興味深い

先日サウジアラビア系の政府ファンドによる買収が行われたニューカッスル。新オーナーの資産は何と約48兆円ともいわれており、リッチなクラブで知られるパリ・サンジェルマンをも凌ぐお金持ちクラブとなった。現在では新指揮官就任の話で持ち切りであり、今後クラブから何かしら発表があるだろう。

このように新しいクラブとして生まれ変わったマグパイズだが、プレミアリーグでは勝てていないのが現状だ。ここまで7試合を消化しているが、3分4敗と勝ちがない。順位も19位と下位に沈んでおり、このままでは降格の可能性もある。いくらお金を持っているクラブでも2部で戦うことになれば、欲しい選手も獲得できないことになりかねない。

そこで重要となるのはやはり冬の移籍市場での大型補強だ。ここである程度の戦力を獲得すれば降格せず、来季の移籍市場を待つことができる。

しかし、冬の移籍市場はシーズン中盤ということもあり、難しい。リーグ優勝を狙うクラブであれば主力を取られるとそのまま失速する可能性もあり、下位クラブに目を向けても降格したくないクラブは選手を売却しないだろう。

獲得しやすいのがクラブで立場の悪い選手たちだ。特にプレミアリーグに関しては給料の高い選手が多く、それが弊害となり売却が進んでいないことが多い。マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシャルがその最たる例だ。英『The Sun』によればチームで3位の年俸とのこと。

前線であれば前述したマルシャルは良いターゲットではないだろうか。守備での貢献度やオフザボールの質が悪いなど批判されることが多い同選手だが、まだ25歳であり環境を変えれば化ける可能性も十分にある。中盤であれば同じくマンUのドニー・ファン・デ・ベークも良い選手だ。赤い悪魔ではブルーノ・フェルナンデスの牙城を崩すことができず、ボランチをやっており、そこでも十分な出場機会は与えられていない。ポテンシャルは高い選手であり、獲得する価値はあるだろう。

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