“2部”のスーパーストライカーをドイツ代表へ? 名門復活託された大型FWへの視線

シャルケでも得点量産のテロッデ photo/Getty Images

2部でも実力さえあれば

セルジュ・ニャブリ、ティモ・ヴェルナー、カイ・ハフェルツ、トーマス・ミュラー、若いカリム・アデイェミなど、今もドイツ代表には優秀なアタッカーが揃っている。

しかし、純粋なセンターフォワードが不足しているのは過去も今も変わらない。ミロスラフ・クローゼやマリオ・ゴメスといったストライカーが引退して以降、ドイツにはセンターフォワードらしい選手が不足しているのだ。

少しはタイプの異なるストライカーがいてもいいはずで、視野を広げて2部へ目を向けてはいかがだろう。

解説を務める元ドイツ代表のローター・マテウス氏も召集をプッシュするのは、現在ブンデスリーガ2部のシャルケに所属する33歳の大型FWシモン・テロッデだ。

テロッデはブンデスリーガ2部にてリーグ記録と並ぶ153得点を奪っている生粋のゴールゲッターで、192cmとサイズも抜群。今のドイツには見かけないタイプのストライカーだ。

1部の舞台で目立った結果を残していないのは事実だが、ドイツ代表にとって攻撃のオプションになるのは間違いない。緊急時に高さとパワーをプラスするカードがあれば大きいだろう。

「ルーマニアとのゲームで、テロッデを求めるファンのポスターを見たよ。そのアイディアにはチャンスが与えられるべきだろう。チャンスがあれば、テロッデはバイエルンでレヴァンドフスキのバックアッパーを務めるチュポ・モティンクのようにゴールを決めるはずさ。テロッデは私にとってオプションだし、彼のような選手が必要だ」

独『Sport Bild』によると、マテウス氏はこう主張している。ドイツ代表ほどの強豪国ともなれば、2部でプレイする選手を召集するアイディアはなかなか出てこないだろう。どうしてもビッグクラブでプレイしている選手に目がいくものだ。

しかし戦術のオプションとなるならば、どのカテゴリーでプレイしているかは関係ない。テロッデに代表でプレイした経験はないが、板倉滉もプレイするシャルケから超遅咲きのドイツ代表デビューを果たすFWは誕生するか。

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