エイブラハムが離脱しても心配無用? ローマに控えるは頼もしき“ウズベキスタンの至宝”

今季からローマでプレイしているショムロドフ photo/Getty Images

若きエースが代表戦で負傷も

今夏チームに加入すると、ジョゼ・モウリーニョ監督の率いるASローマでひときわ強い輝きを放ち始めたストライカー。それがFWタミー・エイブラハム(24)だ。自ら得点を奪うことはもちろん、最前線に飛び込んでくる味方のサポートも十分にこなす同選手。彼の加入によって、ローマの攻撃は昨季より1〜2段階上のレベルに到達したと言っていい。今季ジャッロロッシが好スタートを切ることができたのも、彼の貢献によるところが大きいのは間違いない。

しかし、今回の代表ウィークでイングランド代表に選出されたエイブラハムは、現地時間12日に行われたハンガリー代表戦で負傷交代。現時点で怪我の程度は不明だが、スタッフに抱えられながらロッカールームに引き上げたところを見るに、17日に開催されるセリエA第8節のユヴェントスに出場するのは難しいか。仮に軽症であったとしても、シーズンは長いだけにここで無理はさせられないだろう。

調子が良かっただけに、少し心配なエイブラハムの負傷。だが、それでも今季のローマには安心して彼の代わりを任せることのできる代役がいることを忘れてはいけない。ここで頑張りに期待したいのは、今夏ジェノアから加入したウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフ(26)だ。

エイブラハムが残している大きなインパクトの影に隠れがちだが、ショムロドフもここまでは好印象のパフォーマンスを披露している。公式戦10試合に出場してゴールは1つだけだが、アシストはすでに「4」。周囲がよく見えているイメージは強く、攻撃を円滑に進める潤滑油としてはエイブラハムにも見劣りしないプレイぶりを見せてくれることだろう。もし若きエースが離脱となっても、心配には及ばない。ローマには頼れる“ウズベキスタンの至宝”が控えている。

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